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2011年 5月 5日 (木)
■分岐ハーネス
起きたら殆ど夕方みたいな時間だったわけですが,覚悟を決めて,XSYNC-1 + SC-500N1/DVIの筐体録りとかで使えるかもしれない分岐ハーネスの作成を開始しました.イメージとしては,こんな感じのものを作りたい感じ.
基板からの映像信号を直接コントロールボックスや筐体に出さずに,一旦XSYNC-1を通し,XSYNC-1のスルー出力から出た信号をコントロールボックスや筐体に流します.XSYNC-1自身がスプリッタとしての昨日を持っているので,これを利用する感じですね.ついでにスピーカー線の方も,適当にラインレベルに落として,RGB21ピンに乗せてXSYNC-1に入れちゃいます.これを導入すれば,現在AV7000などのシグマ系のコントロールボックスで発生している,アマレコTVなどを利用しても基板のキャプチャが全然できない (Video KeeperでNGなやつがことごとく駄目らしい) 問題も解消するはず (コントロールボックスの中で同期信号をがちゃがちゃいじられる前に抜き出すので).
ただ,これだけだとすごく簡単にできそうに見えるんですが,実際はこれだけでは済みません.まず,コントロールボックスの出力をキャプチャする場合などと違って,基板の映像信号を直接キャプチャすることになるため,RGB21ピンに映像信号を入れる前に,明るさなどを調整するための回路を追加する必要があります.
また,ここに前から書いているように,LM1881で同期信号を一度分離 (というか整形) しないとまともに映らない基板がいくつかあるため,それらに対応するためにLM1881を載せる必要もあります.
そして,XSYNC-1の入力を,キャプチャに適した明るさに調整した場合,多分そのスルー出力をそのまま業務用モニタに入れると今度はモニタ側の表示が暗くなってしまうと思われるため,再度アンプで増幅する必要もありそうです.
そんなわけで,その辺に対応させた回路付きの分岐ハーネス (の試作品) の製作を開始したのでした.まずベースとなるハーネスから.映像信号だけ結線してません.
これに回路を搭載した小基板をくっつけるイメージ.ハーネスを作るのにかなり時間がかかったので,ひとまずRGBの明るさ調整部分 (500Ωの半固定抵抗入れただけw) とLM1881のところのみをはんだ付けして今日のところは終了です.
LM1881は,使用するかしないかをスイッチで切り替えられるようにして,さらに使用する場合も,入力に500kHzのLPFを入れるか単純に1kΩの抵抗 (こっちの抵抗値の根拠がよくわからないんですが,昔のゲームラボの回路でこうしてたので・・・) を入れるかを選べるようにしてあります.ちゃんとバイパスできるようにしておかないと,逆に映らなくなっちゃうやつとかもあるので・・・.あ,LPFは,データシートの記述と違って470pFと680Ωの組み合わせで作ってます (データシートに書かれている510pFのコンデンサとか全然見ないので・・・)
というわけで続きはまた明日.
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