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2021年 6月 4日 (金)

基板

ジャンクのKOF 2003。起動しないとのことですが・・・。

起動しないらしいKOF 2003

DIPスイッチの8番がオンになってたので、オフにしたら普通に動きました。何か気まずい(汗)

ディップスイッチ弄ったら普通に起動したぞ(汗)

まあそれはそれとして、音がおかしいPGMマザーの調査を続けます。昨日、一通り結線されていることを確認したICS2115 (音源チップ) - カートリッジ間の接続ですが、その結果を別の良品と比較してみたところ、何とICS2115の84番ピン (CAS0) の接続先が昨日調べたやつと違っていることが判明。音がおかしい個体では J1の9番ピンに繋がっているのに、良品ではJ1の76番ピンに繋がっていました。・・・いや、音がおかしい個体でも、76番ピンには繋がっていますね。つまり、音がおかしい個体で、ICS2115の84番ピンがJ1の9番ピンにつながっているのがおかしいということか。

J1コネクタとの接続調査

このJ1の9番ピン、本来は何なのか、良品で調べたところ、なんとGNDでした。つまり、音がおかしいマザーボードでは、ICS2115のアドレス信号の一部であるCAS0が何らかの理由で GNDと短絡しており、そのせいで音声データを読み出す際のアドレスがおかしくなって、音が変になっていたと推測されます。

音がおかしい個体では、ICS2115の84番ピンがGNDと短絡している

じゃあどこで短絡しているのか。これがチップ内だとお手上げで最悪です。そこでまずは84番ピンのすぐ先のところでパターンをカットして確認してみたところ、84番ピンとGNDが導通しなくなりました。つまり、チップ内では短絡していないこと確定。光が見えてきましたw。次に、とても怪しげなすぐ隣のスルーホールを切り離してみましたが、ここも無罪。となると、怪しいのは写真の矢印の間の接続くらいしかありません。

パターンカットしてGNDとの短絡箇所調査

この先は、部品をどけないとわからないですねぇ・・・というわけで、剥がしてみましたが、部品の下のパターンに異常はなさそうです。剥がした状態では、GNDとの導通もなくなりました。じゃあ、このROMに問題が・・・?と思ったけど、ROM側も問題なし。ということは、隣のピンとハンダがブリッジしてたとかなのかな・・・

ROMの下は特に怪しいところなし

というか、反対側のパッドが大変なことにw。どこにも繋がっていないパッドが、剥がすときに消失したようで、残ったものもぐにゃぐにゃ

反対側のパッドが大変なことにw

残ったパッドを何とか整えましたw

残ったパッドを整えw

改めてROMを実装。ふぅw

ROMを実装

調査のためにパターンカットしたところも補修。もうGNDとの短絡はありません。これで絶対音が直るはず!

カットしたところを補修

直ったー(高音のノイズが酷いのはおそらくキャプチャ環境(GV-HDREC)のせいです・・・)

ちなみに、修理前はこんな状態でしたw

というわけで、PGMマザー 4枚目も修理完了です。やったね。

次はこれだなー。SEは鳴るのに、BGMが鳴らないストライカーズ1999。音系トラブルが続きますね。

BGMが鳴らないストライカーズ1999

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