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2021年 5月24日 (月)
■基板
SOP44のアダプタが到着。これはXgecu T56用のやつですが、TopMax IIとアダプタの配線がまったく同じなので、そのまま利用することができます。これでケツイのマスクROM修理が始められるぞ。
さっそくホットエアで、故障していると思われるU1の位置のマスクROM (B04701W064) を取り外します。
こちらのマスクROMはおそらくMX23L12811です。MX26L6420MCとは電圧が違うので、デバイスとしてMX26L6420MCを指定しつつ、電圧の設定のみを5Vにして読み出します。故障品(推定)だけど、読めるかな・・・
お、それっぽいデータが出てきましたよ。・・・なるほど、32Byte単位で、前半の16Byteと後半の16Byteが同じ値になってますね。内部でアドレス線が1本おかしくなったりした感じかな。
試しにMAME上のデータを差し替えて動かしてみたところ、見事にテストモードのカラーコードの崩壊が再現しましたw。すげえなMAME。
続いて良品のデータをMX26L6420に書き込みます。が、エラー出まくりで全然うまく行かず・・・。
チップを交換してもだめ。うーん、MX26L6420自体は中古品なんですが、変なの掴まされたのか・・・? というか、これとか、データは合ってるように見えるんですが、何でエラーなんすかね・・・
もしかしたら接点に問題があるのかも? というわけで、チップの足を無水エタノールをつけて掃除してみたところ、うまく書けました。たまたまなのか、それとも足の掃除が効いたのか・・。まあ、書けてよかったです。
続いて基板側を改造します。元のマスクROMは5V駆動ですが、MX26L6420は3.3V品なため、3.3V電源を別途用意する必要があります・・・と思いきや、実はケツイの基板にはレギュレータが乗っていて、何も部品を追加することなく、ここから3.3Vを取ることができたりします。ここを見て知りました。 すごい。便利。
U1の1番ピン (電源) をカットして、+5Vのラインから切り離しておきます。
そしてさっきのレギュレータの+3.3Vを1番ピンに配線
これが済んだら、先程データを書き込んだMX26L6420を貼り付けます。さあどうだ・・・
ヨシ!
ヨシ!!
ヨーシ!!!
というわけで、見事に画面化けが直りました。結局、原因は最初に目をつけたマスクROMの不良だったわけですが、確証を得て、さらにその置き換えを決心するまでにものすごく時間がかかった感じですね。あ、いや、でもその間、わずか3週間か・・・w
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