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2020年 6月 5日 (金)
■基板
今日もCPS3の改造BIOSのError 60問題調査中。ボリュームラベルとタイトルコード(?)を比較した後、結果に関係なく「一致」判定にして先に進むようにいじってみたところ、今度はインストールが終わったところで画面がブラックアウトするようになりました。
エラー画面に遷移していないということは、もしかして、フラッシュメモリも初期化されていないのかも?これは、Security Cassette Utility で中を覗くチャンス!というわけで、見てみました。
・・・むむむ、SIMM1の中身はデコードされていない!? ボリュームラベルと比較するのは、SIMMをデコードすると出てくる文字列なので、デコードできてないのであれば文字列が不一致でエラーとなるのは納得です。問題はなぜデコードされていないのかということ。
おっと、SIMM2はバッチリデコードされているぞ。
SIMM1とSIMM2の差は、フラッシュメモリが富士通版か否か・・・。まさか、富士通版のSIMMに書くときだけ呼ばれるベンダ固有のルーチンにフックをかけてしまったとか?
MAMEの再現させてみようと思い、フラッシュメモリを富士通製のものからシャープ製のものに変えてみたんですが、エミュレーションしているメモリにBIOSが対応していないようで認識すらされず (´・ω・`)。しからばと、実機でプログラム用のSIMMを両方とも富士通版にしたところ、見事にインストールが完走し起動するようになりました。やはりそうか・・・。
解決策としては、日立のフラッシュメモリ向けのルーチンにフックを掛けるという手がありますが、MAMEでデバッグできないのは辛いところ。やはりフラッシュメモリの種類に応じて分岐するよりも手前の段階でデコードするようにパッチを修正する方が無難そうです。さてどこがいいか・・・。
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