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2003年 11月 21日 (金)

XFree86でDVI

その昔、FreeBSDのXFree86で、Millennium G400でDVI出力をさせようとして、あと一息というところで挫折したことがあったんですが、本日はそのリベンジとでも言いますか、RedHat 7.2 + XFree86-4.3.0.1上でATIのRADEON 9200とnVidiaのFX5200でのDVI出力に挑戦しました。

まず、RADEONの方ですが、ATIのページでドライバが配布されてます。まあ、Xのドライバを積極的に出すあたりは偉いと言えば偉いわけですけど、これ、RPM配布なのが超イケてない・・・。赤帽7.2だけど、XもカーネルもRPMなんかで入れてないっての。とりあえず中身抜き出してカーネルモジュールをビルドしてインストールして、Xの方のドライバもコピーして、付属のfglrxconfigを使って、DVIとアナログ出力の両方に同じのが出るようにXF86Configを作成してみたわけなんですが、Xを上げてみるとアナログRGBの方にしか出ない・・・。数時間あれこれいじってみたものの、全くダメでした。

諦め切れず、調べてみたら、KNOPPIXだと使えているという情報を発見。早速KNOPPIXの最新版を落として焼いてbootしてみたところ、確かにXはDVIの方に出ている。うー、一体どうやっているのかとXFree86.0.logを見てみたら、なんとドライバがvesaになっている。なるほど、vesaならあがるのか。早速赤帽を上げ直してvesaでXを上げてみたところ、ちゃんとDVI側で出力されている!が、しかし、液晶解像度に合わせて1600x1200で出そうとすると、その設定はvesaにはないよー、みたいなことを言われて(ちゃんと見てなかったんで実は違うかも)上がらず。がっくり。

これ以上やっても不毛そうだったんで、ここでRADEON 9200の方はあきらめて、FX5200の方に挑戦して見ました。こっちもやっぱり、nVidiaのページでX用のドライバが配られてるわけなんですが、こっちはATIと違って自己解凍型のアーカイブになってます。いいね。

これならできそうだ!と思い、実行してみたところ、これが全然動かない・・・。何かパッケージを自分でリビルドしてくれるみたいなんですが、普通に動かそうとするとカーネルのヘッダが無いとかなんだとか言われてリビルドできず。--pkg-historyとかの出力を見ると、結局ディストリビューションに依存している感じなんですかね。うはー。仕方ないので、--extract-onlyオプションでその場に展開して、カーネルモジュールを手でmakeしてコピーし、XFree86のモジュールも手でコピーしてインストールしました。XF86Configのドライバ名を書き直しておそるおそるstartxしてみたところ、こっちは大成功!DVI出力で見事にXFree86が使えてます。

というわけで、FX5200の方はうまくDVI出力できました。わーい。しかし、カーネルとかXFre86とか、パッケージに頼らずにインストールしているとほんとこういうときに不便ですね。メーカーには、こういうRPMみたいなのの他に、手で入れられるタイプのものも配布するように欲しいです・・・。

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