2024年1月14日から2024年1月10日までの日記を表示中
2024年 1月14日 (日)
■基板
ATOMISWAVEのファン問題、動かない方のファンの、回転数検出用の配線をマザーボード側から切り離し、代わりにマザーボード側から出ている停止検出用の信号線をGNDと短絡させてみたところ、無事音が鳴るようになりました。
そしてこのファンが止まると音が出なくなるという仕様は、サーマルスロットリングを目的としたもののようです。ファンが故障した際、そのまま動かなくしちゃうと修理が終わるまでインカムを稼げなくなっちゃうので、熱源であるパワーアンプの電源を落として、ゲーム自体は稼働を継続できるようにするのが狙いとのこと。なるほど、納得。
これはファンが止まると内部に熱がたまって暴走してしまう可能性が高いので、発熱の多いサウンドアンプを切ってゲームが出来るだけ止まらないようにしてたりする。 https://t.co/P3VYr3MuHY
— いっとんちゃん (@itnchan) January 14, 2024
アトミスはメンテができるが時間がかかる地域への設置も考えていて、そういう地域では起動しないようにすると修理までの間商売にならないということを避ける為、音は鳴らないけどゲームは遊べる方向にシフトしてます。 https://t.co/iG7A28uCbY
— いっとんちゃん (@itnchan) January 14, 2024
■基板
メインの (というかこれ一本しかない) JAMMAハーネスにつけていた電圧計がなぜか突然つかなくなってしまったので、未使用品に交換しつつ、ついでに配線の長さを整えて取り回しを改善してみました。横方向のストレスがかかりにくくなったので、以前のように、いつの間にか切れているといったこともなくなるはず・・・。
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■キーボード
ちょっと前に折れていることが発覚したお子様のキーボードの黒鍵。分解してみたところこんな構造になっていました。樹脂部分のしなりを利用しているんですね。
キーボード自体は相当お安いやつですが、そうは言ってもこのために買い直すのもちょっと嫌なので、ダメ元でプラリペアしてみました。しなり具合とかが気になりますが、果たしてどうなるかな。
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■基板
CPicS1のCPS1.5組み込みで使う13mmのピンヘッダが届きました。この長さのものを国内でお安く買える場所がないのでAliExpressのお店での購入品なんですが・・・
今回は80本中2本に問題がw
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■基板
ちょっと確認用にChihiroを出してきました。
無事起動。
GDドライブの蓋に不格好な手回しできるねじがついていますが、これは超固くなっていたGD-ROMの蓋にグリスを塗ったら、滑りが良くなりすぎて蓋がぴっちり閉まらない状態になってしまったので、固定のために導入したものですw
ちなみに、当初、基板がまともに立ち上がらなくて超焦ったんですが、電源の3.3V入力の電圧が低すぎるのが問題だったようで、ここを上げたら超安定。すっかり忘れていたんですが、少し前に、無負荷状態で測って結構高かったのが何となく気になって適当に下げてしまったのを思い出しました。いやー、適当に下げるもんじゃないですね。反省。
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2024年 1月13日 (土)
■基板
今日は音の出ないというATOMISWAVEマザーボードを見てみます。なるほど、確かに音が出ない。というか、付属のステレオケーブルは自作品かな? 端子がRCAになっていますが、信号的にはスピーカー信号なんですよね。罠過ぎるw
分解してみました。ぱっと見、アンプ回りには特に異常はなさそうです。そしてパワーアンプの出力がそのままJAMMAとステレオ端子の両方に来てるんですね。
動かしながら調べようかと思ったんですが、その前に似た事例がないかググってみたところ、めちゃくちゃ気になるトピックがヒットしました。何やら、ファンを交換したら音が出なくなったとのこと。この基板、確かにファンが交換されていますね・・・。
まさかと思いつつも試しに音が出るマザーボードから拝借したオリジナルのファンを接続してみたところ、見事に音が出るようになりました。まじかww
ゲームが起動した方のファンはニデックのD04X-12TH 01Bというやつ。
調べてみると、最後がBの型番のものは、ファンの回転が止まったときに3番目のピンがHIGHになる仕様な模様。
一方、起動しなかった方はアイネックスのOmega Typhoon CFX-4010Sというファン。
こちらのファンの3番目のピンは、回転時にパルスが出るものとなっていました。
ということは、交換したファンの3番目のピンから出ているパルスをマザーボード側で検出し、ファンが停止したと誤認識してしまうのが原因ってことですかね。何でファンが止まると音が出なくなるのかはよくわかりませんが・・・。 (追記: ファンが動いていない場合、巨大な熱源であるパワーアンプを止めることでケース内の温度上昇を回避するのが目的らしいです)
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2024年 1月12日 (金)
■基板
ERROR01で認識されないNAOMIのMarvel vs Capcom 2、試しに 74LCX16245を6個貼り替えてみました。
が、結果は変化なし。悲しい。
テストモードのROMチェックでオールゼロになるので、そもそも何か根本的に動いてないように見えるんですよね。
何か他に基板で変なところはないか・・・って、何だこれ!!
オシレータが取り付けられている4箇所のスルーホールのうち、2箇所にほとんどはんだが乗っていません。片方はスルーホールの内壁にかろうじてはんだ付けできているようにも見えますが、もう一方は完全に浮いていて、内壁に接することで導通しているような状態ですね。修理の痕跡がないので、製造時からこんな状態だったように思われます。まじか。酷いw
もちろん、別のMarvel vs Capcom 2の個体ではここは正常でした。この個体固有の製造不良って感じですかね。ひとまずはんだを盛ってみました。
おお、タイトルが認識されるようになったぞ!
しかしROMテストがボロボロ過ぎる・・・w
貼り替えた74LCX16245を再度チェックしたら、はんだ不良がいくつか見つかりました。ここを直したら全部GOODに。
そしてゲームも無事起動しました。よかった。
気になって手持ちの同じ型番のサブボード (クイズ ああっ女神さまっ、ジャイアントグラム2000、アンパンマン ポップコーンこうじょう2) を確認してみたんですが、どれもオシレータはきちんとはんだ付けされていました。まあそりゃそうですよね。うーん、何なんだろうなぁw
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2024年 1月11日 (木)
■基板
セガの スポーツフィッシング の基板は本当にST-Vなのかという話題について旧Twitterでつぶやいたところ、さらに有力な情報が2つ集まりました。
まずはLDの画像です。過去にオークションに出ていたそうです。ちゃんとスポーツフィッシングと書かれていますね。凄い。
参考までに、過去のオークションに出ていたLDです。 pic.twitter.com/X9XvAiL2j2
— 504(レトロゲーム) (@game7650) January 11, 2024
そしてもう一つ。こちらは多分サービスマニュアルからのスキャン画像と思われます。筐体内のシステムはLDプレイヤーとメイン基板 (837-10279-03 + 837-10063) およびサウンドボード (837-8679)で構成されているようです。837-10279は バーチャコップ とかのIOボードの下側の基板と同じものと推測されます (おそらく部品構成が違う)。いずれにしても、ST-Vとはまったく違うもののようですね。
裏側から見るとこんな感じです pic.twitter.com/hyB5wd5Eye
— むらやん@舞鎮丙提督 (@murayan68k) January 11, 2024
というわけで、 スポーツフィッシング は、やはりST-Vとはまったく関係のないLDゲームというのが正解のようです。一体誰がどこで間違ったのか気になるところですが、海外の情報サイトは、ソースとしてセガの公式サイトではなく、2002年に発売された セガ アーケードヒストリー という書籍の記述を参照しているようです。こちらについても、お寄せいただいた情報によると、確かにST-Vと書かれている模様。
その本を見てみると、「LDの実写映像」「ST-V」の記載がありますね。 pic.twitter.com/4PjPJeo0hX
— ゲームラボ@2023年12月最新号発売 (@GameLabo_sansai) January 11, 2024
この書籍自体、セガが協力しているようですね。書籍の情報のソースがセガの資料だとすると、セガ自身の製品DBが20年以上前から間違ったままだったという可能性が・・・?
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■SELECTY21
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2024年 1月10日 (水)
■飲み
飲み会でした。お疲れ様でした。
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■アーケードアーカイブス
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■スポーツフィッシング
ST-Vの発売タイトルを調べていて気がついたんですが、セガの公式サイトの情報のスポーツフィッシング という大型の釣りゲームがST-Vという情報、よく考えると超怪しいですね。稼働開始が1994年7月ですが、時期的に早すぎな気が・・・。ググったら魔法使いの森 さんのところにもその辺のことが言及されていました。 2は間違いなくST-Vなんですが (うちにもカートリッジだけはあるので)。
とりあえず当時のプレス発表で何か情報がないかと、ゲームマシンの紹介記事を探してみたところ、1994年9月1日第479号 の「話題のマシン」のコーナーに記事がありました。ここによると、映像ソースはLDらしいです。
同じくゲームマシンの1994年10月15日第482号の「Best Hit Games 25」を見ると、「アップライト、コックピット型TVゲーム機部門」で初登場しています (しかも1位)。どれくらいタイムラグがあるのかどうかわかりませんが、この号で カイザーナックル や 機動戦士ガンダムEXレビュー などの1994年8月稼働とされるタイトルが同様に初ランクインしていることを考えると、スポーツフィッシング の実稼働開始時期は1994年7月〜8月頃で間違いなさそうです。ちなみにこの号の最初の記事が同年9月21日のAMショーの記事で、このときST-Vが ゴールデンアックス・ザ・デュエル とともにお披露目となったようです。
で、この ゴールデンアックス ザ・デュエル ですが、ゲームマシン1995年3月1日第490号のセガの広告にでかでかと「ST-V対応ソフト待望の第一弾!」とのキャッチコピーが書かれていますw。同じ号の一面には、ST-Vが間もなく出荷開始となる旨も書かれていました。つまり、ST-Vが実際に市場に出始めたのは、1995年の2月頃ということになります。サターン本体が発売してから、結構遅れての稼働開始だったんですね。
まあ、いずれにしても、この辺の発売時期の関係などから考えると、初代 スポーツフィッシング がST-Vのタイトルであるとは到底考えられない状況です。そして旧Twitterでこの辺の話を書いてみたら、当時、ロケで店員をされていたという方から、初代はST-VではなくLDゲームであったとの証言をお寄せ頂きました。
1はLDで間違い無いです。2がST-V+CDROMです。
— いさちゃん(喪中) (@gamecenterlover) January 10, 2024
セガ店員当時どっちも設置してたので。
後は現物が確認できるとベストなんですが、流石に残ってないですかね。せめてメンテナンスマニュアルあたりで制御基板の情報が得られれば決定的な証拠となりそうなんですが、どこかにないかなぁ。
というか、昔ゲームラボにセガ基板の記事を書いた際、年表を作る上で一通り稼働開始時期を調べたりしたんですが、この辺の矛盾に気付かずST-Vは1994年からみたいな書き方しちゃったんですよね。不覚過ぎる・・・。
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2024年1月14日から2024年1月10日までの日記を表示中
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