2023年7月27日の日記の3番目の記事へのコメント
■Termux
Androidに物理キーボードを接続した環境からリモートのホストにSSHでログインして、そこでEmacsを立ち上げて日本語のドキュメントを書いたりするのに適した環境を求めていくつかAndroidのSSHクライアントやターミナルエミュレータを試してみたんですが、どれもUnicodeのEAWな文字の表示に問題あり。やはりTermux に こちらで公開されている差分を適用したものを何とか使えるようにするしかないか。
しかしここで障壁となるのが、Termuxを自前でビルドする手順がよくわからないという点。おそらく termux-app というのをビルドしてやればよいはずなんですが・・・って、これ、普通にAndoridのアプリってことは、Android Studioでプロジェクトとして開いてビルドすればいけるんでは?というわけで早速Gitから持ってきたソースツリーで試してみたところ、若干のはまり (後述) はあったものの、ビルドに成功しました。動作もバッチリです。
早速、EAW問題対策用差分を適用してビルドしたものをインストールしたところ、見事に「■」や「←」といった全角表示が期待される記号がきちんと全角で表示され、Emacs上でuim-elを使っても表示が崩れたりしなくなりました。
ただ、チェック記号の大半が半角のままだったり、uim-elでの変換候補の表示が崩れたりと、まだ何か不完全な面も。順番に切り分けていく必要がありそうです。
なお、Termuxのビルドですが、当初はGradle起因と思われるエラーが出てビルドが通らずはまりました。Windows環境のJDKを、元々入れてあったJava11からOpenJDK 19に上げてみたり、Android Studioが提示してきたAGPのアップグレード (4.2.2 → 7.4.2) を適用したりしているうちに、いつの間にかエラーが解消してしまったため、何がどう問題だったのかはよくわからないままだったりします(汗)
あと、TermuxからリモートのホストにSSHで入ってEmacsを上げると Ctrl-Spaceが効かないという問題もあったんですが、こっちは.termux/termux.properties で ctrl-space-workaround=true を有効化してやったら解消しました。いい感じです。
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