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2023年 4月30日 (日)

基板

液漏れで死亡したCPS2のサブボード(93646B-7)、これまで部品取りに使ったりしていたんですが、もっと部品を外せばもっと色々と調査に活用できることに気が付き、ひとまず洗ってみることにしました。

液漏れで死亡した基板を洗浄

まあまあきれいになったかな。茶色いサビのようになったところは、歯ブラシの硬いところでゴリゴリと削って落としましたw

まあまあきれいになったかな

ナイフか何かで削ればもう少しパターンをクリアにできそうです。

削ればもう少しいけそう

基板

例のCPS2のジャンパ配線の謎ですが、追加でさらにあれこれ調べて、大体謎が解けました。まず全体をまとめるとこういう感じ。

  • この修正は、初期型サブボード(93646B-3 or 93646B-4)で、サウンドデータ用のROM(ROM11およびROM12)に32Mbit品を使用するタイトル(ストゼロ3やヴァンパイアセイヴァー2など)を動かすのに必要な改造
  • 実施すると、後期型のサブボード(93646B-5以降)と完全互換になる
  • 改造では、BGSB3の9番ピンをCN3のC14から切り離し、代わりにCN3のC13に配線

細かい話は以下の通りです。まずは改造前の基板の話。

  • CPS2のサブボードは、サウンドデータを搭載するROM11とROM12でアドレスバスやデータバスを共有しているため、CE信号を個別にLに落とすことでアクセス仕分ける必要がある
  • ROM11とROM12のCE信号は、BGSB3から独立して配線されているため、独立した制御が可能
  • 無改造の初期型サブボードでは、BGSB3にはサウンドまわりのアドレスのうち、ROM11・12のA18〜A20に対応するピンのみが配線されているため、2個同時に使う場合は、4Mbit品〜16Mbit品の組み合わせで使うことができるが、32Mbit品は使えない
  • 無改造の初期型サブボードでも、ROM11もしくはROM12のどちらか一方しか使わないのであれば、32Mbit品を使える設計となっている(実際にそういう構成のタイトルはないけど)
  • CPS2で多くを占める16Mbit x2構成であれば、A20を使うことでCEを出し分けることができる
  • 32Mbit x2構成になるとさらに1bit上のアドレス(以下A21とする)が必要になるが、無改造の初期型のサブボードでは、これがBGSB3に配線されていないため、CEを生成できない

改造内容の話。

  • ROM11やROM12のA18に対応する線はCN3のC14に配線されている
  • A21に相当する線は、CN3のC13に配線されている
  • 初期型サブボードでは、元々BGSB3の9番ピンには、CN3のC14 (A18) が配線されている
  • 改造では、元のBGSB3の9番ピンとCN3のC14を結ぶ線を、JP14の近くでカットしている

    もとの配線はJP14の近くでカットされている

  • 改造ではCN5のC13とBGSB3の9番ピンをジャンパしているが、CN5とCN3は全結線されているため、このジャンパでCN3のC13とBGSB3の9番ピンがつながることになる

その他の話。

  • 後期型サブボード(93646B-5 以降)では、最初からこの接続になっているため改造不要
  • 初期型サブボードでも、サウンドデータが16Mbit x2の構成の場合は改造不要で使えるため、改造されていない
  • BGSB3のA20の信号位置は改造前後で7番ピンのまま変わらないため、BGSB3をG以外のものに交換すれば、改造後でもサウンドROMが16Mbit x2構成のゲームは普通に動作する
  • 改造によって、A18でCEを生成するケースに対応できなくなるが、そもそもこれを必要とするタイトルは存在しないため問題とならない
  • これは設計当初の想定を超えた大容量化に低コストで対応するための改造であって、バグ修正ではないと考えられる
  • BGSB3から出ているCEは2階基板には配線されていないため、サウンドデータ用のROMが32Mbit x2構成でも、それが2階基板にあるケースでは、この改造はおそらく不要となる(したがってプロギアの嵐のサブボードに適用されていたジャンパ配線は本来はなくても良いはず)

2023年 4月29日 (土)

散髪

髪切ってさっぱり。

CPS2

昨日の続きで、サブボードのハンダ面にあるジャンパ配線の用途を調査。過去の記録や記憶から、手持ちの基板の中ではヴァンパイアセイヴァー2とプロギアの嵐についていたことが新たにわかったので、これらを開けて確認してみました。

セイヴァー2 1枚目

ジャンパ配線あり

セイヴァー2 2枚目

ジャンパ配線あり

プロギアの嵐

ジャンパ配線あり

どれもやはりジャンパ配線が追加されていました。他のタイトルも見比べたりしてわかったことや、そこから推測されることは以下の通り。

  • ジャンパはCN3のC13とBGSB3のPALの9番ピンの間を接続
  • ジャンパ配線を確認できた基板はいずれも初期型(93646B-3もしくは93646B-4)
  • 後期型(93646B-6や93646B-7)ではこれらは最初から接続済み(なのでジャンパ配線はない)
  • 初期型基板でも、ジャンパ配線が追加されていないものも存在する(スーパーストIIや19XXなどで確認)
  • ジャンパ配線のある初期型基板のBGSB3のバージョンは全部「G」で、ジャンパ配線のない初期型基板のBGSB3のバージョンはすべて「G以外」
  • ジャンパ配線があるタイトルのROM構成から考えると サウンドデータのROMが32Mbit x2構成になっていることと関係していそう

2023年 4月28日 (金)

CD

SEGA Archives - M2 Music Memorial が届きました。早速聴きまくってますw

CD届いた

CPicS2

TYPE-Bを大量に袋詰めして出荷準備完了。今度はBEEPさんになります。

TYPE-Bを袋詰め

2023年 4月27日 (木)

基板

ふと、まれにCPS2のサブボードのハンダ面についていることがあるジャンパ配線の用途が気になって調べてみることに。とりあえずストゼロ3にはついていたはず・・・というわけで、手持ちの2個体を開けてみたところ、やはりどちらにもついていました。

ストゼロ3 1枚目を確認

ジャンパありだった

ストゼロ3 2枚目

ジャンパありだった

ジャンパ自体は、BGSB3(PAL)の9番ピンとCN5のC13の間に張られていますが、CN5はCN3と一対一対応するコネクタなので、BGSB3の9番ピンとCN3のC13を繋ぐのが目的なのでしょうね。ふーむ。

基板

入手してからまだ動かしたことがなかったジャレコのなんでもシール委員会の基板に通電してみました。メイン基板とサブ基板の構成です。

なんでもシール委員会の基板

とりあえずメイン基板単独だとこんな状態で絵が出ました。ハーフミラーを使った筐体なため、画面が左右反転しています。ジャンパでも無効化できなさそうですw

一応絵は出た

サブ基板をフラットケーブルで接続してみます。

サブ基板を接続

この状態だと、画面がぐちゃぐちゃで起動すらしていない感じ。多分、サブ基板にもちゃんと電源を配線しないとダメなんでしょうね。またそのうち・・・。

画面ぐちゃぐちゃ

CD

本日発売のSEGA Archives - M2 Music Memorial、ヨドバシで予約してあったんですが、今日のうちに届きませんでした。「在庫を確認中です」→ 「商品を確保しました 商品の出荷をしています」に遷移して終わり。

CD出荷中

まあそれ自体は構わない感じなんですけど、早朝5時くらいまでこれが当日配達状態だったのが腹立たしい感じですねw。なんで予約してる方が後回しになるの的なw

当日配達状態で販売されていたのに

2023年 4月26日 (水)

基板

昨日洗ったBGSB3Gをマーズマトリックスのサブボードに装着してみました

BGSB3Gをマーズマトリックスでチェック

特に問題なく動作。良かった良かった。

問題なく動作

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