2023年10月26日の日記の1番目の記事へのコメント
■基板
ワンダー3の色化け問題対策、色がおかしくなるときとそうでないときとで、基板から出力される信号にどういう違いがあるのか、複合同期信号と赤の信号をオシロスコープで観察してみました。
色が正常なシーンでは、こんな波形になりました。黄色が複合同期信号で、落ち込んでいるのがHSYNCのタイミング。水色が赤の信号。HSYNC前後のタイミングで赤の信号レベルはゼロに近い状態になっています。
一方、クレジットを入れて画面全体が青っぽくなっている状態の波形はこんな感じ。赤が1.7Vくらいになってます。これにより映像機器側で1.7Vが赤の基準レベルとされ、これより低いところは赤が出なくなり、これより高いところが赤の信号として処理されるって感じですかね。おそらく緑も似たような状態なのでしょう。だから画面が青っぽいながらも、青だけでは表現できない色がところどころ混ざるのか。
そして昨日やったM/B側の改造でHSYNCのタイミングで映像をマスクした場合、こんな波形になります。HSYNCの区間はきちんとゼロまで下がっていますね。
ただ、HSYNC区間の前後は相変わらずレベルが高い状況です。もしかして、この辺も含めてレベルを落としてやれば、改善したりするのかも・・・?手っ取り早く、D-FFを繋げてシフトレジスタを作って、遅らせたHSYNC信号を使えばいいかな。ちょうどCボードからは2MHzの信号が出ているので、これを使えば 7〜8サイクル = 3.5μ秒〜4.0μ秒程度の遅延をつけられるはず。
というわけで、74HC273を使って、まずはHSYNC信号を遅らせられるか実験してみました。
青が2MHzのクロックで、緑が元のHSYNC、オレンジがD-FFを何段も噛まして遅らせたHSYNCです。期待した通り8サイクル分遅延がつきました。後は、マザーボード上の74LS273のリセットに、元の信号と、この信号のANDを取ったものを入れてやれば、HSYNC付近でレベルがゼロになる期間を長くできるはずですが、時間切れで今日はここまで・・・。
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