2022年8月6日の日記を表示中
2022年 8月 6日 (土)
■アストロシティミニV
先日、アストロシティミニVで10フレームという驚異の遅延を示したストライカーズ1945ですが、実機だとどんなものかを見てみました。REGZA 32ZP2にRetroTINK-5Xを使って映して、ユニバーサル遅延測定器で測定したところ、自機選択画面でのレバー操作から切り替わりの遅延は6フレーム程度でした。でかいですね・・・。RetroTINK-5Xの代わりにFramemeisterを使った場合も、6フレーム程度で大差ない感じ。
ちなみにストライカーズ1945の基板は、RetroTINK-5Xだと画面が波打っちゃいますね。
ちょっとベースの遅延が大きすぎるタイトルを選んでしまった感じなので、別のタイトルで試してみましょう。バトライダーです。
サンプル数は少ないですが、先ほどと同様に、REGZA 32ZP2にRetroTINK-5Xの Triple Bufferモードで映したところ、2フレーム前後でした。Framemeisterだと3フレームちょっとという結果。低遅延な基板だとこれくらいになるってことですかね。
続いてアストロシティミニVを、同じディスプレイに接続して同じことをしてみました。
結果は7フレームちょっとって感じでした。
本体画面でも似たような感じで7フレーム程度。いずれのモードでも、実機 + 低遅延スキャンコンバータ に対して +4〜5フレーム大きいようです。この差分は、先程のストライカーズ1945のケースにも当てはまりますね。
と、このタイミングで、これを使ったら改善したという噂の5V 3A のACアダプタが届いたので試してみました。
こちらのACアダプタで動かしている際に、アストロシティミニVの本体基板で電圧を見ると5.13Vでした。USB充電器 (Anker PowerPort4) + 付属のUSBケーブルで動かした際の同じ箇所の電圧は 5.18V だったんで、まあ至って普通かと思われます。
で、そのままバトライダーを動かして遅延を測定してみましたが、普通に7フレームくらいでした。つまり、これまでの調査結果と相違なし。残念。ちなみに安定化電源で動かしてみるとわかりやすいですが、電圧が4.7Vだろうが5.4Vだろうが、3.1Wくらいになる電流が流れます。ちゃんと回路を見ていませんが、5Vで直接駆動するような部品は基本的になくて、DCDCコンバータでもっと低い電圧に落として動いているとするなら、5Vが多少上下したところでどうってことないんでしょうね。
一応念のため、上記二状態でも遅延を計測してみましたが、相変わらず7フレームで変わりはありませんでした。
もし前述のACアダプタで、実際に体感できるほど改善が得られるケースがあるとするならば、それに切り替える以前の電源がより酷かったというパターンですが、前述の通り、本体側は安定して3.1W程度を消費するようになっているんで、しょぼい電源だと起動すらしないんじゃないかという気がするんですよね。まあでも、一応試してみるかってことで、家の中を探し回った結果、捨てる予定だった機材の中から発掘されました。古代のUSBタイプのACアダプタ。5Vの出力は 500mAまでとなっています。
早速これで動かしてみたところ・・・うは、起動すらしないw。白い画面でフリーズしました。電圧は4.87Vまで落ちて、電流が0.58Aだったんで、電力的には2.82Wで、3.1Wに対して1割ほど足りない感じですね。
というわけで、しょぼい電源環境だと遅く動くみたいな現象の再現にも失敗しました。うーん、もうこの辺で終わりでいいかな・・・。
2022年8月6日の日記を表示中
[コメントを書く]