2022年5月8日の日記の1番目の記事へのコメント
■MAMEビルド
先日Ubuntu 20.04に入れ替えた自宅サーバ (DeskMini A300環境 - CPU: Ryzen 5 2400G, メモリ: 16GB) で、Linux向けのMAMEのビルドにかかる時間について、makeの-jオプションでジョブ数を変えた際にどう変化するかを調べてみました。
ジョブ数 | 時間 |
---|---|
4 | 1:16:10 |
5 | 1:11:18 |
6 | 1:07:50 |
7 | 1:04:48 |
一応、ジョブ数を増やせばそれなりに時間は短縮されるようですね。CPU自体は4コア (8スレッド) なので、もう少し行けそうな気もしますが、ここまで試したところで、もっとパワーのあるWindowsデスクトップPC (CPU: Ryzen5 3600, メモリ: 16GB) で、WSL上のUbuntuでビルドすれば、もっとビルド時間の短縮ができるんではないかということに気が付きました。というわけで、早速WSL2 + Ubuntu 20.04環境を構築して実験してみたところこんな結果に。
ジョブ数 | 時間 |
---|---|
4 | 0:56:55 |
8 | 0:36:09 |
10 | 0:32:41 |
11 | 0:30:39 |
12 | 0:30:08 |
13 | 0:29:47 |
14 | 0:29:50 |
15 | 0:30:00 |
速い。DeskMini A300環境では1時間かかっていた作業が30分を切りました。CPUは6コア12スレッドですが、ジョブ数はそれよりちょっと多い13を指定しておくのが一番美味しいようです。もちろんこの環境でビルドしたバイナリをVirtualBox上のUbuntu環境に持ってきて動くことも確認済み。まあ、MAMEを毎回フルビルドしているわけではないので普段はDeskMini A300環境で十分そうですが、必要に応じてWSLも活用すると良いのかも。興味深い実験でした。
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