2021年6月5日から2021年6月1日までの日記を表示中

2021年 6月 5日 (土)

基板

今日は音がおかしいストライカーズ1999を見てみます。SEは鳴るのに、BGMがまったく鳴らない状態。

SEは鳴るのにBGMが鳴らない

定番の故障だったりして・・・とググってみたら、まさに同じ症状が見つかりました。 すごい。そして、オペアンプが原因だったとの情報まで。

というわけで、手元の基板でもそうなのか、信号を追ってみました。まず、オシロスコープでDACの入力信号を見ると、サウンドテストでBGMを鳴らしている間は信号に変化がありました。ということは、音源自体は動いていて、DACに信号を送ってきているわけですな。

DACへの入力はちゃんとしてそう

そうなると、怪しいのはDACの出力(オペアンプの入力)か、オペアンプの出力ということになりますが・・・。オシロスコープでスペアナを出して観察してみると、オペアンプの手前までは音楽に合わせてぴくぴくする帯域があるのに対し、オペアンプの先では全然動かない感じです。

スペクトラムを表示して確認

音がちゃんと鳴る良品の基板だとだと、オペアンプの先でもスペアナに反応が見られるので、先程ググって出てきた例と同様、このオペアンプの問題と見て良さそうですね。

問題ありと推測されるオペアンプ

ところで、このオペアンプ、4回路入ってるんですが、そのうち1回路がSE用でこっちは生きていて、もう1回路がBGM用で死んでる、そして残りの2回路はよく見ると使われていなかったりします。ということは、死んでる回路への配線を切って、代わりに使っていない2回路に配線してやれば、BGMが鳴るようになるのでは・・・?

右側の2回路は使われていない

というわけで、やってみました貧乏修理w。BGM用の回路の向かい側にある回路に配線したところまったく鳴らかなかったんですが、SE用の回路の向かい側の回路に配線してやったら鳴ってくれました。修理成功ですw

貧乏修理やってみた

が、しかし、良品と比べてみると、音がだいぶ小さいですね。うーん、やっぱりオペアンプ自体が壊れかけているのか、それとも周辺の電解コンデンサの問題か・・・。こういう切り分け問題に繋がるから、貧乏修理はやっぱり良くないっすなw

歯医者

歯茎が痛くて歯医者に行ったら、昔の治療跡が化膿しているとの診断。抗生物質が数日分処方されたのはいいんですが、その間、お酒と運動が禁止だなんて・・・。

2021年 6月 4日 (金)

基板

ジャンクのKOF 2003。起動しないとのことですが・・・。

起動しないらしいKOF 2003

DIPスイッチの8番がオンになってたので、オフにしたら普通に動きました。何か気まずい(汗)

ディップスイッチ弄ったら普通に起動したぞ(汗)

まあそれはそれとして、音がおかしいPGMマザーの調査を続けます。昨日、一通り結線されていることを確認したICS2115 (音源チップ) - カートリッジ間の接続ですが、その結果を別の良品と比較してみたところ、何とICS2115の84番ピン (CAS0) の接続先が昨日調べたやつと違っていることが判明。音がおかしい個体では J1の9番ピンに繋がっているのに、良品ではJ1の76番ピンに繋がっていました。・・・いや、音がおかしい個体でも、76番ピンには繋がっていますね。つまり、音がおかしい個体で、ICS2115の84番ピンがJ1の9番ピンにつながっているのがおかしいということか。

J1コネクタとの接続調査

このJ1の9番ピン、本来は何なのか、良品で調べたところ、なんとGNDでした。つまり、音がおかしいマザーボードでは、ICS2115のアドレス信号の一部であるCAS0が何らかの理由で GNDと短絡しており、そのせいで音声データを読み出す際のアドレスがおかしくなって、音が変になっていたと推測されます。

音がおかしい個体では、ICS2115の84番ピンがGNDと短絡している

じゃあどこで短絡しているのか。これがチップ内だとお手上げで最悪です。そこでまずは84番ピンのすぐ先のところでパターンをカットして確認してみたところ、84番ピンとGNDが導通しなくなりました。つまり、チップ内では短絡していないこと確定。光が見えてきましたw。次に、とても怪しげなすぐ隣のスルーホールを切り離してみましたが、ここも無罪。となると、怪しいのは写真の矢印の間の接続くらいしかありません。

パターンカットしてGNDとの短絡箇所調査

この先は、部品をどけないとわからないですねぇ・・・というわけで、剥がしてみましたが、部品の下のパターンに異常はなさそうです。剥がした状態では、GNDとの導通もなくなりました。じゃあ、このROMに問題が・・・?と思ったけど、ROM側も問題なし。ということは、隣のピンとハンダがブリッジしてたとかなのかな・・・

ROMの下は特に怪しいところなし

というか、反対側のパッドが大変なことにw。どこにも繋がっていないパッドが、剥がすときに消失したようで、残ったものもぐにゃぐにゃ

反対側のパッドが大変なことにw

残ったパッドを何とか整えましたw

残ったパッドを整えw

改めてROMを実装。ふぅw

ROMを実装

調査のためにパターンカットしたところも補修。もうGNDとの短絡はありません。これで絶対音が直るはず!

カットしたところを補修

直ったー(高音のノイズが酷いのはおそらくキャプチャ環境(GV-HDREC)のせいです・・・)

ちなみに、修理前はこんな状態でしたw

というわけで、PGMマザー 4枚目も修理完了です。やったね。

次はこれだなー。SEは鳴るのに、BGMが鳴らないストライカーズ1999。音系トラブルが続きますね。

BGMが鳴らないストライカーズ1999

2021年 6月 3日 (木)

基板

今日も音がおかしいPGMマザーの調査を継続。とりあえず、プリティチャンスの音はおかしいんですが、テストモードで音楽を鳴らす分には、普通なんですよね。ということは、カートリッジ側のサウンドROMとの間の接続に何かがある?

そこで、ICS2115とROMカートリッジの端子の間の接続障害を疑ってテスターで追ってみたんですが、特に怪しいところは見つからず。アドレス線として使われている部分は、一通り結線されていました。

また、試しにカートリッジをプリティチャンスから別のものに交換してみたところ、形意拳や中國龍2001 ではやはりおかしいものの、中國龍IIやオリエンタルレジェンドといった特定のタイトルでは普通に鳴ってるように聴こえます。何が違うんだ・・・。

2021年 6月 2日 (水)

PC

仕事用のPC (Latitude 5320) 、朝から USB TYPE-Cの給電用じゃない方のポートにつないだアダプタ (HDMI出力・有線LAN接続用) を認識しない症状を発生させて大ハマリしました。PCを再起動させても、一旦電源を切っても状況に変化はなく、OS起動前に自己診断を走らせても特に異常は見つかりません。もちろん、アダプタ自体はThinkPad T495だと普通に認識されます。うーん。

しかも、あれこれ弄っていたら、なぜか電源供給側につないでいるアダプタ (PD + HDMI出力用) も、HDMIをつなぐとWindows上で「USBデバイスが認識されません」エラーを延々と吐き続ける状態になってしまいました。ちゃんと充電できていて、HDMI経由で画面も出ているというのに、一体何を言っているんだ・・・。というか無限に出続ける警告音とダイアログが邪魔なので、このアダプタも一旦取り外し。

USB TYPE-C経由で出力していた2画面が使えず、PC本体 + 1画面のしょんぼり構成でなんとか午前中を乗り切ったところで色々調べたところ、まずこの鬱陶しい「USBデバイスが認識されません」エラーはWindowsのUSBの設定で抑止できることがわかりました。よし、即オフ。これでPD + HDMIの方の1画面は復活です。

もう一方の、アダプタをまったく認識しないUSB TYPE-Cのポートは、BIOSをアップデートしたりしていたらいつの間にか復活してました。実は以前も一度同じ症状が出たことがあって、そのときも電源入れ直したり、自己診断を走らせてたりしてたら復活したんですよね。タイミング的にBIOS更新で直ったようにも見えますが、本当にそれが効いたのかどうかはなんとも言えないのが気持ちの悪いところ。二度と発生しないことを願うばかりです・・。

オーディオ環境

1MiiのBluetooth オーディオレシーバー B06+とMaker hartのアナログオーディオミキサー Loop Mixerが届きました。

Loop MixerとB06+

B06+は、エレコムのBluetoothオーディオレシーバーLBT-AVWAR500の置き換えです。LBT-AVWAR500は、8台のデバイスとのペアリングを記録できるくせに、リセット機能がない(上書きはできる)というすごい割り切った製品で、お陰で繋ぎたいときに限って(以下不満が続く)。というわけで、いい加減お別れを決意し、代替となる品を購入したわけです。

お別れするLBT-AVWAR500

で、こちらのB06+ですが、数多のレシーバーのなかからこれを選ぶ決め手となったのは、音質でもCODECの種類でも遅延でもなく、とにかく電池を搭載していないことだったりしますw。完全に据え置き用途で使うので、電池はリスクでしかないんですよね(中華デバイスなんかは特に)。

B06+

開けてみたら思ってたよりも一回り大きい感じでしたが、押しやすいペアリングボタンや電源ボタンがあり、それだけでも「何か」と比べて絶大な安心感がありますなw

思ったより大きい

そしてLoop Mixerです。こちらは、ローランドのM-10の置き換えです。M-10自体には、機能面で不満は全然ないんですが、いかんせん大きいので・・・。

Loop Mixer

中身はこんな感じ。

中身

M-10と並べてみると、やはり大きさが全然違います。

M-10と大きさが全然違う

これまでM-10を置いたらいっぱいだった場所に、両方置くことができました。うーん、スッキリ。

設置完了

2021年 6月1日 (火)

基板

色が変なことに気づいたPGMマザーですが、予想通り、IGS026と抵抗アレイの間の配線が1本切れてました。写真は「切れている箇所を特定しようとしてレジストを剥いだものの、むしろつながっているところが見つからず、全体的に汚くなった後」の状態w

断線してた

とりあえず雑に補修w

繋いだ

色は直りました。後は音ですねー。

色は直った

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nosuke (のすけ)
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