2021年11月24日の日記の1番目の記事へのコメント

基板

質問を受けて気がついたんですが、電池切れ&PAL破損した怒首領蜂大往生BLを入手し、復活させてからちょうど10年が経つんですね。ただ、ここのログ を見ても、PALをどう直したかは書いてあるものの、電池切れをどう直したのかについては一切言及がありません。当時は何かを気にしていた?今となっては困ることも特になさそうなので、簡単に仕組みを思い出して書いておこうと思います。

黒往生は、メインプログラムの起動処理の中で、SRAM (バッテリーバックアップされている) に書かれている数値が、プログラム側が想定する数値と合致するかをチェックしていて、これが合わないと起動しないようになっています。

また、PGMは、最初にBIOSが動いて、その中でメインプログラムが呼び出されます。なので、BIOSがメインプログラムを読み出す直前のところにパッチを当てて、メインプログラムの模範解答を読み出してSRAMにコピーしておくことで、メインプログラムがチェックをパスするように細工しました。

ちなみに、模範解答をBIOSに直接埋め込んでいないのは、黒往生には3バージョンくらいあって、模範解答の値がバージョンによって違ったりするため、その辺をカバーするためだったと記憶しています。また、メインプログラム自体を直さずにBIOSの改変で対応したのは、BIOSは暗号化されておらず、ROMの容量も4Mbitで当時ある機材で簡単に書き込めたからというのが理由だったと思います。

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