2020年12月25日の日記の1番目の記事へのコメント

基板

GDドライブを置き換え可能な謎の基板が届いたので色々調べてみました。中身はギルティギアXXアクセントコアらしいです。

謎のGDドライブ置き換え基板

とりあえず、チップの中身がわからないようになっています。シルクが削られているのではなく、表面に塗料のようなものが塗られているだけのようなので、剥がせばわかりそうですが。まあ、多分左上がFPGAで、手前がフラッシュメモリ、右上が制御用のマイコンとかでしょうなぁ。

搭載チップの型番は読み取れず

付属のキーチップ、ガワ自体は本物のようです。ただ、印刷されているラベル(253-5509-5137E)は、ギルティギアXXアクセントコアのものとは別物でした(アクセントコアなら、253-5509-5126Jのはず)。というか、253-5509-5137E は何のキーチップなんでしょうね・・・w

キーチップのラベルは不一致

キーチップの方を分解してみました。

キーチップを分解

中身は案の定、追加の刻印などのない素の PIC16C622A でした。この時点で、この基板は残念系のものである可能性がぐっとアップ。

中身はPIC16C622A

一応ダンプできるか調べてみましたが、プロテクトがかかっているようで、中身は読めませんでした。

中は読めず

基板の方は、恐らくGDドライブを置き換えるものなので、GDドライブの代わりに、このように接続することになるものと推測されます。

接続してみた

DIMMモジュールに付属のドングルをセットして、いざ通電。・・・おお、光った!

通電したら光った

DIMMモジュールは、普通にGDドライブが繋がっているものとして認識するようです。

DIMMモジュールから認識された模様

しばらく待ったら起動しました。何か読み込みが凄く遅い気がしますが・・・。

起動した

ここで、一旦電源を落とし、キーチップをオリジナルのギルティギアXXアクセントコアのものに交換してみたんですが、この組み合わせでも特に問題なく普通に起動しました。まあつまり、このGDドライブエミュレーション基板の中身のデータは、オリジナルのGD-ROMの中身と同じと思ってよさそうですね。

オリジナルのキーチップでも起動した

あと、このGDドライブエミュレーション基板、やけに読み込みが遅く感じるので、GDドライブから読み込んだ場合と比較してみました。

GD-ROMから起動した場合と比較

読み込みにかかった時間のみを比較したところ、GD-ROMからの読み込みは 2分38秒で完了したのに対し、このGDドライブエミュレーション基板からの読み込みは何と 5分50秒。倍以上時間がかかっています。まあ、ロケで使う限りは、開店時のゲーム起動にかかる時間が数分長くなるだけなんで、これでもまったく問題はないのでしょう。

で、気になるチップですが、ひとまずフラッシュメモリと思しきチップのコーティングを剥いでみたところ、無事判明。STマイクロのNAND08GW3B2CというNANDフラッシュメモリでした。8Gbit品なので、ちょうどGD-ROMが1枚入る程度のサイズですね。なるほど・・・。

フラッシュメモリはNAND08GW3B2Cだった

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