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2018年 9月15日 (土)
■CPS2
PICでのキー書き込みが、ひとまず想定通り動くことがわかったので、Arduinoからそのまま持ってきた無駄な待ち時間などを削減して、書き込みを高速化してみるなど(これまでは安全側に振る&動作がわかる動画を撮るために、長めの待ち時間をそのまま入れてました)。また、合わせて、初期状態で入力ピンに変更したSETUP2信号用のピンを監視し、HIGHを検出したら(すなわちM/B側のリセットが解除されたら)、即出力に切り替えてLOWを出すように変更。問題なく動作したので、93646B-3のヴァンパイア用に2個目を作成。
無事動きました。気持ちがいいなぁw
次に、これまで一度も見たことがない93646B-5なサブボードがうちにあるかどうかを調べてみました。修理中で開いているやつはいいんですが、ネジ止めされているやつを1枚ずつ開けて調べるのは超大変なので、これらはスリットの隙間から懐中電灯で中を照らして型番を読み取りますw。で、結果、44枚中、1枚だけ発見することができました。これ。リース品だったロックマン2 パワーファイターズです。
というわけで、早速開けて中身を確認。
ぱっと見、93646B-6以降との違いはわからず。
ArcadeHackerさんの手順書には、93646B-5では、電源をCN9(JST NH 6ピン)の1番ピンからではなく、CN7から供給するように書かれています。つまり、CN9の1番ピンが、93646B-6以降と違うってことですね。
そこで、念のためプログラムROMをダンプして、通常版と中身が同じことを確認した上で、テスターを当ててCN9の1番ピンを中心に調べてみました。
結果、93646B-5では、CN9の1番ピンは、サブボードの+5Vではなく、+5Vと電池からダイオード経由でチャージされる電解コンデンサCCXの+に繋がっていることが判明。93646B-6以降では、+5Vに直結しているので、ここが大きな違いとなりますね。これだとサブボード単体時にCN9に電源を繋いでも、サブボード全体に給電されないため、キーが書けないと考えられます。ArcadeHackerさんの手順で、ここがNCなのに納得。
ていうか、これ、回路のバグっぽい気がするんですが、どうなんですかね・・・。ひょっとして、「このままだと電池切れのときのキーの書き直しが面倒だから、Rev.6作って修正しようぜー。あ、でも、ちょっと作っちゃったRev.5も勿体無いから、リース用に回しちゃえ。どうせリースは電池が切れる前に回収するし」なんて感じだったりするのかも? そしてそのせいで、93646B-5は非常にレアな存在に・・・。
で、妄想は置いておくとして、蘇生的な観点で考えると、M/Bに装着してPICで書く場合、CN9の1番ピンからPICの電源を取っちゃうと、PICのIOのHIGHの電圧が、サブボードの通常電圧よりもダイオードの電圧降下分落ちた電圧になって、PIC自体は動くけど、うまく書けないという結果になっちゃいそうな・・・。うーん、どうしよう。
ちなみに、サブボードの内訳は以下の通りでした。
バージョン | 枚数 |
---|---|
93646B-3 | 4 |
93646B-4 | 7 |
93646B-5 | 1 |
93646B-6 | 13 |
93646B-7 | 19 |
93646B-5だけがレアな感じなのがよくわかります。あ、あと、これに、M/B一体型の97691A-4のハイパーストIIが1枚ありますね。
ところで、93646B-5を調べていて気づいたんですが、サブボードによって、搭載されてるCCXの個数が違うのが興味深いところです。ひょっとして、これが少ないと、電池交換でミスりやすいとか、あったりするのかもしれません。まあ、今となってはどうでも良いことですがw
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