2015年12月5日の日記の3番目の記事へのコメント

ニューファミコン NESRGB化

続いてニューファミコンのNESRGB化。こちらは、PPUとC5の電解コンデンサの取り外しで電動ハンダ吸取器が大活躍。ニューファミコンのハンダは、CPS1の基板のハンダよりもずっと吸い取りやすいですねw。PPUを非常に綺麗に外すことができました。

PPU綺麗に外せた

C5もさくっと取り外し成功。オフィシャルサイトには、外した電解コンデンサを横倒ししてつけ直すみたいなことが書かれていましたが、足が短すぎるのでかなり無理っぽい感じw。無理せず、手元にあった別の220μFの電解コンデンサに交換しちゃいました。

電解コンデンサは交換

公式手順からはちょっと外れますが、ここで本体・PPUともに問題がないか、本体側にソケットをハンダ付けした上で、PPUを挿してテスト実施。

PPUをソケット化した状態

バッチリですね。

問題なくソケットで動作

ここからは、概ね公式の手順に準じて組み上げていきます。見落としていて、ちょっと順番が逆な部分もありますが・・・。まずは丸ピンのピンヘッダを用意。

丸ピン用意

これを、ソケットの上に並べます。この時点では、ピンヘッダをソケットに差し込む必要はなくて、乗せておく感じ。ちなみに、後で気付いたんですが、ピンヘッダは、裏返しの方がよかったかもしれません。この向きだと、ピンから黒い樹脂製の部分が脱落する恐れが・・・。

丸ピンをソケットに乗せる

ソケットに乗せたピンヘッダに、PPUのアダプタボード #1 を乗せます。MOTHERBOARDと書かれた側の穴を使います。

アダプタボードを乗せる

ギュッとアダプタボードを押し込んで、ピンヘッダをソケットに押し込みます。

アダプタボードを押してソケットにピンヘッダを押し込む

この状態で、ピンヘッダとアダプタボードをハンダ付け。ハンダは、不格好になることを恐れずに、しっかり盛り付けましょう。ハンダ付けしたら、ソケットの足と、アダプタボードのNESRGB側のスルーホールがちゃんと繋がっているか、テスタで導通チェックしておいた方がいいです(写真は盛り付けが甘い、悪い例です)。

ピンヘッダをハンダ付け

NESRGBボードを裏返して、角ピンのピンヘッダを裏側から装着。差し込む列を間違えないように要注意です。

角ピンのピンヘッダを裏側から装着

NESRGBボードを再度裏返して、部品面側からハンダ付けします。ここもしっかりハンダ付けして、テスターで導通チェックしておくとよいです。後でソケットが乗ると、ハンダを盛り足せない場所とか出てくるんで・・・。

ピンヘッダを部品面側からハンダ付け

残りの穴にソケットを装着。ソケットの切り欠きの向きを間違えないようにしましょう(間違えても部品が入らないことはないけど)

ソケット装着

ソケットを裏からハンダ付け。後々組み上げが進むとやり直せなくなっちゃうところなんで、とにかくここは特にしっかり。

裏側からソケットハンダ付け

ハンダ付けが終わったら、角ピンの上にアダプタボードを乗せます。まず間違えることはないですが、一応ボードの向きには要注意です。

アダプタボード装着

アダプタボードのハンダ面から、角ピンをハンダ付け。

角ピンをハンダ付け

ここまで来たら、本体に装着可能になります。

本体に装着できます

次に、信号の配線などを行います。まずAVコネクタのビデオ信号をパターンカット。

ビデオ信号をカット

で、RGBとともにビデオ/復号同期信号を繋ぎます。配線は20cmくらいにしました(もっと短くても届くけど、ギリギリにしちゃうと、後でケースに戻す際にシールドを避けて通せなくなるかも)

RGBとビデオ/復号同期信号を繋ぐ

NESRGBボード側のここと接続。

NESRGBボードと接続

NESRGBのJ3と書かれたジャンパ(四角いパターン)にハンダを盛り付けて短絡させます。

J3と書かれたジャンパを短絡

同じくJ5も短絡。

J5と書かれたジャンパを短絡

NSRGBのパレット切り替えスイッチは取り付けずに、下記写真のように3をGNDと短絡させちゃえばよい気がします。後の写真を見るとわかるように、当初はスイッチを取り付けていたんですが、動かしてみて、Improved モードだけで十分だと思いました(個人の感想です)。ちなみに、詳しくは後述しますが、スイッチの取り付け時に事故が起きて酷い目にあいました。

3とGNDを短絡

これで、組み立て完了です。(写真だととっくに挿してましたが)NESRGBのソケットに、ニューファミコンから外したPPUを挿して、後は作業にミスがないことを祈りながら通電。電源投入後、すぐに音が鳴るソフトを使うと、動かなかったときの原因切り分けにいいかもしれません。

PPUを装着して電源投入

無事映りました。わーい。

無事動作

もう超クッキリです。RetroN 5かというくらいw

超クッキリ

ちなみに、NESRGBから出力される同期信号には、コンポジット信号もきちんと乗っているようで、純正のAVケーブルでコンポジット出力も可能でした(しかも通常より画質がいい気がします)。XRGB-3とFRAMEMEISTERのビデオ入力でしか確認していないんで、映像機器によっては映らないかもしれませんが・・・。

いや、それにしても素晴らしいですね。タイトラーから外したPPUでRGB化した際に出る縦縞が一切ありません。すごい。

縦縞なくてすごい

NESのテトリスも化けません。あ、あれはツインファミコン側の問題か。

テトリスも化けない

ケースに戻して完成です。

ケースに戻して完成

ちなみに、パレット切り替えスイッチを取り付けようとしている最中に起きた事故とは、こちら。

スイッチ取り付け中の事故

写真がボケててわかりにくいですが、剥いたワイヤにハンダを盛っていたら、ハンダがポトリと落ち、あろうことか、CPLDの足の上で固まって、ブリッジを引き越しました。

CPLDのピンがブリッジ

ハンダ吸い取り線ですぐ取れるかと思いきや、これが全然解消せず、ルーペで見ながらソルダーアシストツールのナイフっぽいので足の間のハンダを切り、さらにチップ側の足の間に挟まっていたハンダの固まりを、針っぽいので押し出して、ようやくショートが解消。これを解消するのに40分もかかってしまいました。トホホ。

40分近くかけてようやくブリッジ解消

それと、上の説明では、いかにもすんなり動いたように書いてますが、上記の事故以外にも、いくつかミスがあってなかなか動いてくれず、ヒヤヒヤもんでした。特にダメだったのが、アダプタボードやNESRGBボードのピンヘッダのハンダ不良。目視だとハンダ付けできているように見えるのに、テスタで見たら、繋がってない所が何ヶ所かあって泣けました。後から修正できるところでほんとよかったです・・・。ケチらずにしっかり盛って、さらに必ずテスターでチェックしないとダメですね。

また、J3とJ5のジャンパ忘れも結構はまりました。テスターで計って、割とすぐ気がつくことはできましたが、電圧がかかってないのを見て、一瞬、どこかショートさせちゃったのかと、焦りました。

あと、全然NESRGBと関係ないですが、XRGB-3のビデオ・オーディオ端子の接触不良にも軽く惑わされました。当初、NESRGBで全然絵音が出なかった際(原因はジャンパ忘れとハンダ不良)、とりあえず、NESRGBを外して本体にPPUを戻して、本体が壊れていないことを確認しようとしたんですが、純正ケーブルでも接触不良で音すら出ない状態で(パターンカットしてあるんで、絵は元々出ない状態だったんですが)、本体ごと完全にぶっ壊したかと、非常に焦りました。最終的に、AVケーブルと、XRGB-3のRCAの端子に接点復活王を塗ることで、非常に安定してくれましたがw。いやー、普段全然使わないから、端子が劣化して、接触不良、起こりやすくなっちゃうんですかねぇ。

というわけで、NESRGBでした。ちなみに、NESRGBは、もう2セットあったりします。1セットはツインファミコン用なんですが、もう1セットはかなり初期に買ったもので、この辺見ると、紅白のファミコン本体に使うには色々と足りない感じ。うーん。

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