2009年9月12日の日記の2番目の記事へのコメント

玄箱でWebカメラ

昨日の続き.今日は玄箱でQVX-13NSの認識に挑戦してみました.現在玄箱に入れてあるカーネルは2.6.25.1ベースなので,uvcvideoはマージされていません (2.6.26系かららしい).なのでオフィシャルのリポジトリからuvcvideoのソースを引っ張ってきてクロスコンパイルします.いやー,以前無駄に構築したクロス開発環境がこんなところで役に立つとはw

とりあえず以下のようにやって最低限必要なモジュールのみを作ろうとしたんですが,なぜか adv7343 などの,設定を外したはずのモジュールのコンパイルが始まってしまい,しかもビルドに失敗します.おかしいな・・・

% ARCH=ppc CROSS_COMPILE=powerpc-linux- \
   make SRCDIR=/home/nosuke/linux-2.6.25.1 menuconfig
% ARCH=ppc CROSS_COMPILE=powerpc-linux- \
   make SRCDIR=/home/nosuke/linux-2.6.25.1

v4l/.config を見ると,menuconfigで外したはずのドライバどもが「=m」になりまくっている・・・.許せん.というわけで手でコメントアウトして「 is not set」に変更してやったらビルドされなくなりました (コメントアウトしただけだと,v4l/.myconfigで復活するっぽいので「=m」の書き換えが必要みたい).よくわからんなー.まあ,そんな感じでどうにか完走して uvcvideo.ko 他ができました.

あとは v4l/{uvcvideo.ko,v4l2-common.ko,v4l1-compat.ko,v4l2-int-device.ko,videodev.ko} を玄箱にコピーして insmod してQVX-13NSを全面のUSBポートにさせば・・・おっと,タイムアウトの定義を直すのを忘れていたw.昨日のパッチを当てて再度ビルドしたところ,無事認識されました.さて,次はキャプチャソフトです.

とりあえず静止画を撮影できるようにしてみようってことでfswebcamを入れてみることにします.Debianにはパッケージがないっぽいので,ソースを引っ張ってきてクロスビルド・・・しようと思ったら GD Graphics Library が必要とのこと.調べてみたらこっちはDebianのパッケージがあるっぽい.「libgd2-xpm」というネーミングは文化なんですかねー.

依存でいっぱいパッケージが放り込まれてしまいましたが,おかげでfswebcam自体のクロスビルドは問題なく完了しました.やったぜ.とりあえず適当に撮ってみた↓.うーん,あんまり綺麗に撮れないなぁw

玄箱についたfswebcamで撮影

次はMotionあたりを試してみますかね.パッケージがあるようなんで導入は楽そうですが,パワー的に大丈夫なんだろうか・・・.

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