CPicSK
目次
概要
CPicSKは、電池が切れたことで動作しなくなってしまったKABUKI (カプコンのカスタムCPU) を復活させるための装置です。 復活に対応するKABUKIを搭載したゲーム基板については後述の 対応ゲームタイトル一覧 をご参照ください。
CPicSKは、ゲーム基板とKABUKIとの間に割り込ませる形で取り付けます。 ゲーム基板の電源が投入されると、 ゲームの起動シーケンスが始まる前に、CPicSKから KABUKIに対して必要な情報を書き込むことで、 電池が切れる前の状態を毎回復元します。
KABUKIは元々ゲーム基板に対してソケットを介して取り付けられているため、 CPicSKの取り付けにあたりCPUのソケット化などの改造は必要ありません。 また、取り付けに際し、ゲーム基板自体を傷つけるような改造 (パターンカットやジャンパ配線の追加など)や、 ゲーム基板のプログラムROMの書き換え等は一切必要ありません。
CPicSKはキットとして頒布されています。 利用するにはキットの組み立て (要はんだ付け) や PICへのプログラムの書き込みなどの作業が必要になります。 表面実装の細かい部品などはないため、 はんだ付けの難易度はさほど高くはありませんが、 取り付け先の基板に応じて組み立て手順が異なるなど、 注意すべき点がいくつか存在します。 また、PICに書き込むプログラムの生成や実際の書き込み作業には Windows環境やPICプログラマが必要となります。 詳細に関しては マニュアル をご参照ください。
CPicSKは Arcade Hacker氏による独自の解析結果を元に作られた、 メーカー非公認の修理用部品です。 CPicSKに関する質問や不具合報告等がある場合は、必ず作者である nosuke (メールアドレスは本ページ末尾に記載) までお知らせください。 CPicSKに関して、株式会社カプコンならびに関係者各位に対して お問い合わせなどなさらぬようお願い致します。
対応ゲームタイトル一覧
- KABUKIをメインCPUとして利用している8bit基板
 - KABUKIをQサウンドの制御用CPUとして利用しているCPS1基板 (CPS1.5) (*2)
   
- 天地を喰らうII
 - キャディラックス
 - パニッシャー
 - マッスルボマー
 - マッスルボマーDuo
 
 
*1 ドカベン2とカプコンベースボールに関しては、 作者の手元での動作実績がありません。
*2 主流の基板である 92636D-5 だけでなく、 初期の製品で用いられた基板の 92636D-3 にも対応しています。
入手方法
2025.10.13に BOOTHにて頒布再開しましたが、 2時間程度で完売してしまいました。 需要が継続しているようなので、増産を進めつつ、 今後は委託頒布に切り替える方向で調整中です。
サポート情報
関連ファイル
更新情報
- 2025.10.15 入手方法を更新
 - 2025.10.05 マニュアルをRev 1.2に更新, 写真を差し替え
 - 2025.09.14 今更ながら入手方法を更新, 関連ファイルのリンクを修正, その他文言の加筆修正
 - 2024.08.25 BOOTHで頒布を開始したので更新
 - 2024.08.22 入手方法を更新 (BOOTHのリンク追加)
 - 2024.08.20 ページ開設