2010年10月6日の日記の2番目の記事へのコメント
■XRGB-3でF2
先日発見したXRGB-3のD入力2の複合モードですが,ここに複合同期信号を突っ込んでやることで,21ピンではうまく映らなかったタイトルも映るんではないかと思い,実験してみました.
まずこんな感じで,手抜きして,同期信号がDsub 15ピンの14番ピンに出るように細工.これで,基板からの複合同期信号が,そのままXRGB-3のD入力2のRGB入力の13番ピンに入るはず.
この状態でF2のタイトルをつないでみたところ・・・おおお!? う,映った!
ただ,シーンの切り替わりなどに弱いらしく,シーンが切り替わるところで画面が崩れたり消えたりします.惜しい!とはいえ,21ピンだと一瞬たりともまともに映らなかったので,これはすごい快挙かもしれません.
状況を整理するために,この時点でのXRGB-3側の設定を確認してみたところ,何とD入力2の方式は,「複合」ではなく「セパレート」となっていました.あれー,予想と違う・・・.そして試しに複合にしてみたら全然映らなくなってしまいました.うーん.というわけで,まとめるとこんな感じで映るようです.
- 基板の複合同期信号を,そのままXRGB-3のD入力2のRGBポートの13番(HSYNC)に入れる
- XRGB-3のD入力2のRGBポートの14番(VSYNC)には何もいれない
- XRGB-3のD入力2の設定をセパレートに設定しておく
ただ,これだけだとやはりシーンの切り替わりのちらつきが激しく,ゲームをする上では色々と問題がありそうです.そこで,これをどうにかできないか色々試してみたところ,発見しました.こんな感じ.
- 基板からの複合同期信号をLM1881に入れる
- LM1881から出てきた複合同期信号を,XRGB-3のD入力2の13番(HSYNC)に入れる
- XRGB-3のD入力2のRGBポートの14番(VSYNC)には何もいれない
- XRGB-3のD入力2の設定をセパレートに設定しておく
たったこれだけで,シーンの切り替わりで発生していた画面の乱れがまったく出なくなりました.すごすぎる.
いやしかし,F2が映ったってことは,それと似たような症状のあれも映るんじゃないか?というわけで試してみたところ・・・キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
XRGB-3の21ピンだと全然同期のとれなかったペンギンブラザーズも,こっちだと完璧です.ああ,素晴らしい.
その他,このポートでテストしたのはこんな感じ.だるま道場は相変わらずダメですなー.
- アルカナハートFULL! : JAMMAコネクタからの出力でも映った.画面に激しいノイズが乗る.実用的ではない
- 婆裟羅 : 画面端が斜めになる問題は解消せず
- だるま道場 : なかなか同期が取れないのは相変わらず
というわけで,結構偶然な感じの発見により,F2などのXRGB-3だと全然同期がとれなかったタイトルの一部が,(ほぼ)XRGB-3単体でいけることが判明しました.LM1881の同期分離回路とか超簡単に作れるので,F2のタイトルが欲しいけどXRGB-3以外に映す手段がなくて困っているという人は,作って試してみるといいかもしれません.もちろん,保証はできませんが・・・.あと,普通にコントロールボックスを使っている人だと,LM1881をどこで挟むのかも悩ましいところかもしれませんね・・・.コントロールボックスの中で挟んじゃうのがいいのかな?
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