2006年7月31日の日記の2番目の記事へのコメント

64bit環境で野良ビルド

今頃になって64bit環境のLinuxを触り始め,持ち運べる(と嬉しい)ユーザ環境の構築を開始してみました.gccはひとまず3.4.6メインでいくことにしてみたんですが,libtool-1.5.22のmake checkが通らず早速はまり.何で通らないのか調べてみると,テストの過程でlibtool通してtagdemoとやらをリンクするところで,lib64じゃなくてlibの下を積極的に見に行っている模様.よくわかんないけど,libtool.m4を見ると,「gcc -print-search-dirs」の出力を加工してる感じです.ていうか「-lgcc_s_32」とか入ってるし.なんだこりゃ.

確かに「gcc -print-search-dirs」を見ると32bitライブラリが入ってそうな所をバリバリ見てます.標準でこれはちょっとまずいんじゃね?ってことで必死になってgcc側を探りにかかるも,ちっともわからんぞこりゃ.specsは関係ないみたいだなぁ.gcc/gcc.cを見て見るも,startfile_prefixes を更新してそうなところはいっぱいありすぎて追う気になれんし.うーんうーん.

こういうときこそパッケージ(笑).gcc-3.4系ベースで64bitサポートなディストリビューションといえば・・・Fedora Core 3かな.見ると3.4.4がありますね.早速SRPMを開いてspecファイルを確認.うーん,x86_64だからといって変なパッチ当ててる雰囲気はないし,configureのオプションも普通な気が.試しにFC3のRPMを開いてみて「gcc -print-search-dirs」してみたところ,自前のと何ら変わらん結果が・・・.でもFC3ではlibtoolsが提供されてるわけですよねー?ということで,今度はFC5の方からlibtools-1.5.22のSRPMをゲット.開くと・・・お,パッチが1個あるね.ワクテカしながら覗いてみると,見事に64bit環境での「sys_lib_search_path_spec」対策でした.こいつを当てて作り直してやったところ・・・わーい,問題解決.・・・これでいいのかな.というか楽勝だと思ってたのにこんな序盤からハマるとは・・・.

そういや,binutils-2.17は普通にconfigureしちゃうとmake時に「-Werror」つけてきてしょうもないところで引っかかりまくりなんですが,どうなんじゃろなこれ.2個目が出た時点で「--disable-werror」つけてやり直しましたが・・・.

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