SPEを256倍使い倒すための本 -外伝- すごいよ!! MARS編

目次

これは何?

この本は,PS3 Linuxなどで利用可能な SPEプログラム実行環境である『MARS』について解説した技術系同人誌です. MARSは,SPEプログラムそのものを書く上で必要なものというわけではありませんが, MARSを利用すると, 規模の大きなプログラムをSPE上で動かしたり, プログラム中で様々な種別の処理をSPEに行わせる場合に, SPEの管理が非常に楽になります. はたして,この本を手に取るような人に, そんなものを開発するような機会のある人がどれだけいるのかという感じですが, 何となくネタに困った面白そうだったので書いてみました.

本の目次

この本は,完結編の『外伝』ということもあって, かなり軽めの内容となっています (B5判/76ページ). 目次は以下のようになっています.

なお,今回も表紙は しら「」氏 の趣味全開で,非常に萌え萌えな感じに仕上がっていますが, 中は完結編と同様に, ガチガチのてふてふです. くれぐれもお間違えのないよう,よろしくお願いします. 内容の雰囲気は,内容の紹介をご参照ください.

誰得?

こんな人にお勧め・・・かもしれない

うーん,割と普通ですね.

なお,この本はあくまで外伝です. SPEプログラミングそのものに関する話題は, 完結編の方をご覧ください.

入手方法

こちらの頒布情報をご参照ください。

内容の紹介

第2章から第6章までの各章で, どんな感じのことが書かれているのかを簡単に紹介します. 適当に抜き出した章のページの画像もあわせて掲載しますので, 雰囲気を感じ取ってください. なお,繰り返しになりますが, 完結編と同じく,こちらの本も中身は全編通してこんな具合です. (ごく一部の人を除いて) ちっとも萌えない ガチガチのてふてふな本ので,くれぐれもご注意ください.

まず,第2章では, タスクの概念やMARSカーネルといった, MARSを知る上で覚えておくべきキーワードを色々と紹介しながら, MARSがどのようにしてSPEプログラムを実行・ 管理しているのかといった話題について取り上げます. 次の第3章では, MARSのインストール方法をごく簡単に紹介します.

表紙 タスクやMARSカーネル ソースコードからのインストール方法

第4章ではMARSのタスクの実行・管理について深く掘り下げます. 前半では,MARSを用いたプログラムの雰囲気を知るために, 基本的なAPI関数を紹介しつつ, Hello Worldを動かしてみたりします. また,後半では,MARSのタスクの実行や管理を裏で支えている様々な仕組みがどのように実現されているのかについて, 簡単に解説します.

タスクを動かすまでの流れ Hello World 排他制御解説

第5章では,タスク間の連携などで活躍する5種類の機構について紹介します. それぞれ,機能やAPI関数について紹介しています. また,同時に,どのように実装されているのかについても, 簡単に解説しています (字ばっかりですが).

バリア同期 イベントフラグ キューの実装

最後に,第6章で, MARSが長所としているところが実際に有効に機能するのか検証しています. あ,もちろん今回も巻末には索引がついています.

簡単な有効性の確認 索引

サポート情報

ソースコード

この本に掲載されているソースコードおよびソースコード片のうち, 筆者オリジナルのものについては修正BSDライセンスに従うものとします.

訂正表

更新情報



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